【看護学校面接】志望動機で面接官の心を掴む方法&NGワード

看護師の仕事は若い年齢でも高収入が得られることで知られていますが、現場は心身共に非常にハードなために「看護師としてやっていきたい」という堅固な意志がなければ勤まりません。

ここでは看護学校の面接で自分を上手にアピールする方法をご紹介します。

面接で志望動機を聞かれた時の上手な伝え方とは?

看護学校 面接 志望動機

看護学校の面接を受ける際は、事前にしっかりと準備し、対策を立てていきましょう。面接官が最も聞きたいのは「どうして看護師になりたいのか」です。

自分の想いをまとめて志望動機をはっきりさせておくことが大切です。「貴校の理念に深く共感したため志望しました」などといったあいまいな答えはNGです。

面接官が知りたいこと(質問してくること)

面接においては面接官が志望動機の他にあなたの長所と短所を質問してくることがよくありますから、自分がどういう性格なのかを今一度冷静に振り返ってみることが大切です。看護学校で学ぶには粘り強さや思いやりの深さなどが長所となりますので、その方向で自己pr文を書き出して内容を暗記しておくと、面接時に焦る心配もありません。

面接時の受け答えで悩むのが「併願はしていますか?」という質問ですが、他の学校も受験する予定であれば隠さずに伝えるべきです。ただし、他校も受験するけれど「第一志望は貴校です」と付け加えるのを忘れないようにしましょう。

志望動機を伝えるポイント

看護学校は多くの患者さんに触れることを仕事とする看護師を育てる場ですから、面接では髪型や服装などで清潔度や人柄をしっかりとチェックされます。

髪の毛が長い人はボサボサに伸ばしたままでは悪印象を与えますので、清潔にしっかりとまとめたりゴムで縛っておくといいでしょう。爪も短く切りそろえておきましょう。靴や靴下も意外に目立ちますので、清潔なものを身に着けて下さい。

視線は基本的に面接官の喉の辺りに向け、話す時には相手の目をしっかり見るようにします。また、質問されたことだけに答えるようにします。あまり饒舌だと信頼感を与えにくくなってしまいます。

面接が終わったら椅子から立ち、一礼して「ありがとうございました」と言うことも忘れずにしましょう。

面接官に志望動機が伝わる良い回答例

看護学校の面接に受かる人は、志望動機がはっきりしていて具体的です。ここではどんな風に志望動機を伝えればいいのか、回答例を実際に見ていきましょう。

「なぜ看護師になりたいか」という問いに対しては「母が2年前にヒザを痛め、手術をした時に病院で看護師さんたちが親身に立ち働く姿を見て自分もこういう職業に就きたいと思いました。母に対して常に笑顔で優しく接してくれる看護師さんを見て、私もこういう風に患者さんのケアができたらと思ったのが志望の動機です。」といったような回答がベストです。

看護学校を受験するのは何も学生だけではありません。社会人として働きながら看護の勉強をしようと考えている人もたくさんいます。こういう場合にはどうして看護師の仕事に転向したいのか、その理由をきちんと伝えることが大切です。

「これまでに社会人として培ってきた経験と広い視野を活かして全人的なケアをしていきたいと思います。」などと自分が社会人であることをメリットにつなげてしまう意気込みも重要です。

「オープンキャンパスに参加して、貴校の生き生きとした校風と生徒の健やかな雰囲気に惹かれ、ぜひ自分もここで学びたいと思いました」など、数ある看護学校の中から特にここを選んだ理由なども忘れずに付け加えるといいですね。社会人であれば年齢差のある同級生と共に勉学に励むことになりますので、協調性があることもアピールしておきましょう。

要注意!面接官の印象を悪くするNGワード

看護学校 面接 注意

看護学校の面接は受験生の人柄を確認するためのものですから、面接だけでいきなり落ちるということはあまりないのですが、総合点で不合格にならないためにも悪印象を与えるNGワードは避けるようにしたいものです。

「どうして看護師になりたいのか」という問いに対して「看護師の仕事は高収入だからです」などと露骨な回答をするのは良くないでしょう。「高収入の仕事なら看護師に限らなくてもいいのではないか」と切り返される可能性があります。

面接官から「何か質問がありますか?」と尋ねられたときに即座に「何もありません」と答えるのも良くありません。どんなささいなことでも構いませんから質問することで「この人は本当に本校に興味があるのだな」という印象を与えることができます。